櫻井翔が旧ジャニーズ問題について涙で語ったこと、その理由は?

嵐の櫻井翔さんが、2023年6月5日放送の日本テレビ系「NEWS ZERO」(月~木 後11:00、金曜11:30)に出演し、旧ジャニーズ事務所の前社長で創業者・ジャニー喜多川さんの性加害問題について語りました。

櫻井翔さんがNEWS ZEROで性加害問題について語った全文についてお伝えします。

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櫻井翔が旧ジャニーズ問題について語ったことは?

6月5日、旧ジャニーズ事務所前社長ジャニー喜多川さんからの性被害を訴えている元旧ジャニーズJr.のダンサーで俳優の橋田康さん(37)、歌手カウアン・オカモトさん(27)、二本樹顕理さん(39)が国会を訪れ、未成年への性加害を防ぐための児童虐待防止法改正を求める約4万人分の署名を、与野党に提出しました。

その件を受け、櫻井翔さんはこの問題について初めて、自分の言葉で語りました。

 

この件について、自分の言葉でお伝えできればと思います。

今回の件ですが、私には2つの側面があると考えています。

ひとつは今、問題の責任が問われている事務所に所属しているということ。そしてもうひとつ大きな意味では、自分は被害者側に見られるうる立場に置かれているということです。私にとって2つの側面をふまえますと、コメントすることは難しいと考えていました。

今もまだ、どの立場でどうお話できるのか難しいのですが、お伝えしたいことのひとつは、臆測で傷つく人たちがいるということです。

かつて同じ旧ジャニーズJr.として時間を共にしてきた大切な仲間の中には、すでにこの世界とは全く違うところで新しい人生を歩んでいる人たちもたくさんいます。そういう人たちも含めて、あらぬ憶測を呼び、今回の問題の対象になってしまうことは、何よりも避けなくてはいけない。避けたいと。そこを考える中で、私自身、発言すること自体がまた憶測を呼び、広げ、無関係な人々まで傷つけることにつながるのではないか、ということを恐れています。

ただです。

だからこそ、ジャニーズ事務所は話したくない人の口を無理やり開かせることなく、しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい。そして被害を訴える方々、並びに本日提出された署名をしたみなさんの思いを重く受け止め、二度とこのような不祥事が起こらない体制を整えなければならないと思います。

最後に。あらゆる性加害は絶対に許してはならないし、絶対に起こしてはならないと考えています。

引用:NEWS ZERO

 

 

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櫻井翔が涙でコメントしたのは遅かったのか?

櫻井翔さんが、旧ジャニーズ事務所の性加害問題についてコメントするまでを時系列で追ってみました。

5月14日(日)  旧ジャニーズ事務所藤島ジュリー景子社長が謝罪動画と文書を発表
5月15日(月)  NEWS ZEROにて有働由美子キャスターがこの内容に触れる
5月21日(日)  東山紀之さんがテレビ朝日系「サンデーLIVE」にてコメント
5月28日(日)  中丸雄一さんが日本テレビ系「シューイチ」にてコメント
6月5日(月)   櫻井翔さんがNEWS ZEROにてコメント

 

この問題について、事務所社長が謝罪した後、いちばん最初に旧ジャニーズのタレントが出演する番組が「NEWS ZERO」だったため、櫻井さんが何か語るのか、と注目が集まりました。

しかし、社長謝罪の翌日のNEWS ZEROでは、櫻井さんはコメントをしませんでした。

その週の日曜日、東山紀之さんが自身の番組で、「最年長である私が最初に口を開くべきだと思い、後輩たちには極力待ってもらいました」とコメント。

翌週のNEWS ZEROで、櫻井さんがコメントを出すのでは?と言われていましたが、そこでも言及はありませんでした。

 

櫻井翔さんは、6月5日にコメントを控えていた理由について、

今、問題の責任が問われている事務所に所属しているということ
自分は被害者側に見られるうる立場に置かれているということ

と語っています。

力強く、自分の言葉で言及した櫻井さんですが、涙目で言葉を詰まらせた部分がありました。

それが

「同じ旧ジャニーズJr.として時間を共にしてきた大切な仲間の中には、すでにこの世界とは全く違うところで新しい人生を歩んでいる人たちもたくさんいます」

という部分です。

震える声で意見を述べているのを見て、私は個人的に、櫻井翔さんは「所属タレントであること」や「被害者側に見られる立場」というだけでなく、仲間のことを考えると、コメントをすることができなかったのではないか、と思いました。

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櫻井翔が涙目で語った理由は何?

櫻井翔さんが性加害問題についてコメントした件。

私はファンとして、もうひとつの彼の言葉を思い出しました。

それは2023年に開催された「櫻井翔 未来への言葉展」での櫻井翔さんの言葉。

言葉は、もろくて、はかなくて、怖いもの。
時に人を傷つけたり、逆に傷つけられることもある。
だからこそ、常々大切にしたいと思っています

櫻井翔さんは、嵐の曲でラップの作詞を担当し、また長年「オトノハ」という公式ブログを更新しています。

いつも、自分の言葉で語ろうとする櫻井さんを長年見てきて思うことは、彼が言葉に真摯に向かい合ってきたこと。

そして「言葉は人を傷つけたり、逆に傷つけられることもある」と考えていること。

 

嵐の活動休止会見のときにも、メンバーを守るために力強く発言していた櫻井さんを思い出します。

キャスターという立場でありながら、事務所に所属している人間として、仲間を傷つけることのないよう、言葉を慎重に選んでコメントをしたのではないか。

だからこそ、仲間について発言するときに言葉に詰まり、涙目になったのではないか。

それでも伝えたいことがあったからこそ、その後は力強く語ったのではないか。と個人的に思っています。

この問題に対するコメントの後、スポーツコーナーで笑顔になった櫻井さんがとても印象的でした。

 

 

被害に遭われた方ももちろん、事務所のタレントさんたちが傷つくことのないように。

それを切に願います。

 

 

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