櫻井翔が骨折した嵐ライブ・コンサートレポ ARASHI Marks 2008 Dream A Live 2008年6月1日

嵐(アイドル)

嵐の二宮さんが独立されたという話を聞き、嵐さんのコンサートに行った記憶がよみがえり、昔書いた記事を再アップしようと思いました。

櫻井担当の私が、今まで行ったライブの中で一番印象に残っている

というよりも、一番ショックを受けた2008年の嵐さんのライブレポを。

櫻井さんがライブのリハーサルの最中に怪我をした直後のライブに参戦していた私の超個人的な感想です。

ところどころ心配で記憶が飛んでいるので、セットリストの内容とは違い、曲が抜けている部分もところどころあります。

15年前の記事となりますが、よろしければどうぞ。

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嵐ライブレポ:ARASHI Marks 2008 Dream A Live ナゴヤドーム

ネタバレは一切なく、完全にまっさらな状態で名古屋の1日目を終えました。

あまりノリがよくなかったと聞いていた大阪の評判なんてほんとだったのかと思うほど素晴らしいコンサートで、一緒に入った友達も、大阪に参戦した友達も「名古屋楽しー!」と言ってくれ、ものすごくウキウキしながら、ドームの2日目に臨みました。

この時、私の席はアリーナのB5ブロック、花道側の端っこ。今回参戦する中で、いちばんのいい席でした。と言うより、嵐さんのコンサートに行くようになって、初めてのアリーナ。

ステージは肉眼で見ることが出来、双眼鏡を使えばドームでも細かいところまで見える。そんな席で、あの櫻井さんの魅力溢れ過ぎのソロを見たら死ぬんじゃないか。5人のカッコイイダンスを見たら、血を吐くんじゃないか。そんなことを想像しながら、開演の時をいまか、いまかと待っていました。

 

櫻井翔骨折に気づいたオープニング

今まで、嵐さんのコンサートにそんなにたくさん参戦しているわけではありませんが、最初、5分過ぎても始まらないことに少し違和感を感じていました。よくあることなんだけど、なんだか妙に気になったのを覚えています。かと言って、いつもと何が違うとは言えないし、準備に手間取っているのかな。そのぐらいしか思わなかったんです。

会場が暗くなり、音楽が鳴り始め、ものすごい勢いで鼓動が速くなって。緊張と興奮で爆発しそうになって、相葉さんが登場して会場の歓声に押されて。昨日よりもやっぱり今日の方がすごい!と感動し、5人目の最後の櫻井さんが登場するまで、私の気持ちは最高潮でした。

 

でも、櫻井さんが登場した瞬間、感じた違和感。

 

 

いつも、櫻井さんのダンスは彼の言うとおり華麗なので、また振り付け間違えたのか?リズムに乗れなかったのか?と随分失礼なことを最初は思いました。

でも、明らかに昨日見た振り付けと違う。

上半身が不自然に揺れて、どうも片方にだけ体重がかかったような不思議な体勢。しかも、いつも持っているはずのマイクがなく、ヘッドセット。何だろう?と思って全く動かない右手に気がつき、目を疑いました。

 

右手の肘から下。しっかりと固定されたテーピング。

 

血の気が引いていくのが、はっきりと分かりました。次の瞬間、櫻井さんを照らしていたライトが消え、慌てて双眼鏡を取り出して、焦点を合わせると、やっぱり見間違いじゃなかった。

手のひらを包むように青色の「ギブス」が見えて、その白いはずのギブスを、目立たないように肌色のテーピングが巻きつけてあるのが見えました。急激に冷えていく、興奮と体温。

隣にいたYちゃんになんとか「櫻井さん、ケガしてる」それだけ告げると、もう頭の中に浮かぶのは「どうして?なんで?どこで?いつ?」と疑問ばかり。5人が揃って真ん中でダンスをする時にも、1人だけ不自然に右手を上げないまま、それでもなんとかリズムに乗って踊ろうとしている姿に、ひどく動揺しました。

 

櫻井さんは少し他の4人と違う動きではあるものの、まだこの時点では必死にみんなに合わせようと踊っていました。おそらく、そのオープニングの時点で、彼のケガに気がついたのは、櫻井好きのみなさんか、近くのアリーナ前列の人だけだと思います。

私は偶然にも、彼の腕のギブスが肉眼で確認できる位置にいて、櫻井ファンだったからすぐに気がついただけ。周りがペンライトを振る中、何も出来ずにただ突っ立っていることしか出来ませんでした。

 

ジャニーズではありませんが、私は自分の大好きなメンバーが、ケガでとても舞台に立てる状態ではないのを押してステージに立ち、終了後に、病院に担ぎ込まれるという経験を1度しています。

その時の恐怖と、状況が把握できない不安と、目の前に起こっている事実を受け止められない衝撃に、ショックを受け、正直、最初の4曲目ぐらいまでは、気が気ではなくてパニックでした。

 

Move your body

Move your bodyで腰を振るときも、1人だけ左手を上げて不自然に揺れるだけ。でもラップがものすごく気合が入ってて、正直見てて倒れるんじゃないかと思った。

1曲目は正直、そのぐらいしか覚えてないぐらい衝撃でした。

 

Happiness

Happinessに入った直後。櫻井さんが移動しようとするその脇を、相葉さんが通りかかりました。そして一瞬だけ、櫻井さんに何か話しかけると、櫻井さんはニッコリ笑って頷きました。何を言っているかはもちろん見えなかったけど、おそらく「大丈夫?」という感じ。

その後、彼は会場をあおりながら、それでも振り付けもほとんどない状態で手を振るだけ。ものすごく笑顔なのに、身体がついて行っていない感じでした。

 

Life goes On

そして、前日に見て、めちゃくちゃかわいかった山の2人のLife goes On。この時、目の前のステージに歩いてくる櫻井さんの歩き方もおかしいことに気づいたんです。ひょっとして、手だけじゃなくて足も。そう思ったら完全に血の気が失せました。

どのぐらいのケガなんだろう。ステージに立っていいんだろうか。こんな風に笑っていられるぐらい、身体は大丈夫なんだろうか。

そんな私の気持ちとは裏腹に、櫻井さんは笑顔で手をクネクネさせていました。昨日はキャプテンと同じ方向だったのに、1人だけ左手で。キャプテンと後ろのジュニアくんとは完全に反対の向きで。

不器用だから、左右逆に合わせるなんてこと、彼に出来ないんだろうけど、それでも、逆でも笑顔で踊っている姿に胸が痛くて痛くて一緒に踊るなんて出来なかった。

昨日は高速で横移動していたトロッコが、ゆっくりと小さく動くだけ。暗転になると、櫻井さんは身体を揺らすようにしてゆっくりと下を見ながらトロッコの乗り降りをしていました。やっぱり足が痛いんだと思うと、見ていられなかった。

 

Step and Go

中央のステージで、それまでよりもずっと明るい照明で5人揃って踊る曲。そして櫻井さんのラップ。ここで始めて怪我に気が付いた人も多かったんじゃないかと思います。一瞬、会場の空気が変わった気がするから。

少し立ち位置とかダンスとか、櫻井さんが動きやすいように変わっていた気がする。そして、近くだからこそ見える、5人のアイコンタクト。いつでもみんなしてるんだろうけど、なんかいつもとは違う気がして。気遣っているって言うわけでなく、何かを確認するように。動きとか位置とか。

特に相葉さんがね、櫻井さんと同じような位置にいることが多いからだと思うんですが、というか、私が櫻井さんばっかり見てるからその近くにいる相葉さんが目に入ったんだけど…なんかそれを見てたら、もう立ってるのもしんどいぐらい苦しくなって。

この先続くコンサートを、最後まで見るなんて出来ないかもと本気で思いました。彼がいるコンサートを見たいのはもちろんだけど、もしも身体がどこか痛いのなら、無理しなくてもいいからと思ったんです。

 

挨拶

でも、その後の挨拶。メンバー全員が挨拶をした後。右手をだらんと力なくたらし、それでも左手で会場を煽りながら、最後の最後に登場した櫻井さんを見て、私は目が覚めた思いがしました。

 

「オレらは準備できてっぞ!」

「全然たんねえぞ!」

 

いつものように、天に向かって大声で叫ぶ櫻井さんの声。力ない右腕とは裏腹に、力強く、熱を持つ彼の言葉。その時、私は何も出来ないけど、何かひとつだけできるのだとしたら、彼が望むように、精一杯、力の限り叫ぶしかないのだと気がついたんです。

ケガの様子も、本当の体調も分からない。それでも、彼が準備が出来てると、私たちの声が足りないと言うのなら、それについて行くしかない。

あの目に力が宿っている限り彼は大丈夫なんだと信じるしかない。出来るのはそれしかない。そこからは、私はとにかく彼を追いかけて、彼に応えるのに必死でした。

 

 

【Love Parade】【Love so Sweet】【Everybody前進】

昨日度肝を抜かれた衣装。櫻井さんの衣装のありえないハートを見ながらも、彼の右手がだらんとたれて、それを反対方向から引っ張り上げるように、左手で「上のほう!」と言いながら手を振る後姿をずっと追いかけてました。

後ろから見ていると、彼のエリザベス女王みたいな衣装のせいで頭はほとんど見えないのに、そのまま横倒れに倒れるんじゃないかと思うほど、力いっぱい手を振っていて、左手が疲れてパンパンに腫れたりしないかとヘンなことを心配したりして。

そして、櫻井さんが外周をまわって、ステージに上がったとき、双眼鏡で見ると、彼の衣装の右手部分は、少し裾が広げられているように見えました。

きっと、ダンスだけじゃなくて、着替えだって大変だと思う。もしかしたら開演が遅れたのはそのせいなんだろうか。そう思うと余計に胸が痛かった。

 

 

Carnival night Part2

私の大好きな、櫻井さんソロ部分でのブサイクダンスはないだろうと思いながら、櫻井さんが出来ないなら、その代わりに私が!と必死に踊ろうとしたら、彼は、左手だけで、あのダンスを踊ろうとしてました。バランスを崩しながらも。

もうその姿見たら「もういいから!」って今にも叫びだしそうで、それを堪えるのに必死でした。

いつも「ヘイ!」の前のずっと下に押さえ込むことも上手く出来なくて、もしかしたら、腰とかもなんかなってんだろうかと余計に不安になりました。

それでも彼は笑顔で、少し足を引きずるようにしながらも手を振ってて、最後の決めポーズも、不安定なくせにしっかり左手を斜めに上げていて、アゴを上げる感じがもうあまりにも櫻井さんで泣けてきました。

 

 

Hip Pop Boogie 櫻井ソロ曲

曲が始まる前から、気が気じゃなかった。智さんのソロを見たいのに、見ていても何処かうつろで、もしもこの後、ソロで彼が出てこなかったりしたらどうしようって、そればっかり考えてしまって。登場前の時間も何だかものすごく長く感じて、すっごく緊張しました。

でも、昨日見た登場場所に、セットを準備する影が見えてホッとして、だけど昨日の始まりでは、後ろから飛び出してきて握手したり小芝居をしていたのに、曲が始まっても彼が出てこないことに、どうしたんだろうと思ったら、斜めから飛び出してきた櫻井さんに涙。

よかった。出てきてくれた。

最初にそう思いました。そしてその後気がついたのは、肘まであったテーピングが手首少し上までになっていたこと。着替えだけじゃなくて、踊るのが大変だから短くしたのかと思っていたら違いました。昨日は、最初から飛ばして踊っていた櫻井さん。そのはずが、この時はいちばん最初から動くことなくC&R。

 

そしてその時、初めて分かったんです。

彼は今、踊れないんだって。

 

そしたら自分でもびっくりするぐらい中から熱いものが込み上げてきて、その場で嗚咽してしゃがみ込みそうなほどの衝動に襲われました。周りも戸惑いながら、それでも彼の声に応えて、もう本当に胸が潰れました。

あんなにも、ソロを踊ることを楽しみにしている文章まで残してくれたのに。今、この場所で、それが出来ないなんて、彼はどんな気持ちだろうと。目の前が涙で見えなくなって、涙が溢れそうになったけど必死に耐えました。

 

泣いてたまるか。

 

それしか頭になかった。右手に全く力が入らないからか、だらんと身体の横にたらしたまま、それでもいつもの櫻井リズムになんとか必死で乗りながら、首に青筋立てながら、力の限りにラップする彼を、涙のせいにして、見ないなんて事あっていいはずない。

あれだけオトノハにも楽しみだと書いていたダンスを踊れなかったことを、いちばん悔しいと思っていたのは彼に違いありません。

踊らずに、ムービングステージの上に立って、リズムを取りながら力の限りのラップ。でも、踊らなくても、それでも十分すぎるほど彼の気迫は伝わってきました。顔はすごく浮腫んでた。痛み止め打ったからかなと思うと泣けてきた。身体の重心が不安定で、必死にリズムに乗ってるけどどうしても乗り切れなくて。でも我慢しました。櫻井さんがそこに、身体を歪めながらもしっかりと立っていたから。

目の力も、声の大きさも、そして言葉の強さも、いつもの彼と変わらない。むしろいつもよりも強く深く伝わってくる彼の声に、誰よりも大きな声で応えたかった。

 

自分的初日の名古屋1日目。

櫻井さんの麦わら帽というより、昔のカンカン帽みたいな帽子にも、前後全ての色が違うクソ暑い時期のダウンジャケットにも、まさに櫻井ダンスと言わんばかりの、魅力がつまり過ぎて消化するのが苦しいほどの盛りだくさんのダンスにも、あまりにも興奮状態が激しくて、ひーひー言いながら双眼鏡すら握れなかった。

でも、この時は、彼の一挙手一投足を逃したくなくて、叫びながら必死でした。スクリーンよりも何よりも、目の前にいる彼をこの目に焼き付けたかった。

 

「この大草原の先には何が待っているのだろう」

 

その歌詞を彼が口に出したとき、彼はムービングステージの上に立っていました。私の位置からは、ちょうどケガをした右手が真正面にあって、彼の横顔しか見ることは出来ませんでした。でも、櫻井さんのその向こうに広がるペンライトの海を見て、その光の中で前をしっかりと見て、「最後には笑う」と歌う彼は、死ぬほど男前でした。

ケガをしていようが、踊れなかろうが、彼は確かに光の中にいたんです。

涙を堪えて「イエー!」と手を上げるのが私に出来る唯一のこと。彼に応えるにはそれしかないことが歯がゆくて仕方なかったけど、だからこそ力の限り叫びました。昨日はあんなに、華麗に踊っていたダンスなのに、この時の櫻井さんは、身体を前後に揺らしながら上半身だけを動かして歌ってました。きっとそれが精一杯だったんだろうと思うと、胸が痛い。

でも、その揺れる彼の横顔が、ものすごく好きだと思いました。道なき道を歩いていくと歌う彼が、めちゃくちゃカッコよかったんです。本当に。

感動と心配と興奮と不安と愛情と恐怖と色んなものが折り重なった気持ちの中で、櫻井さんがラップを終え、最後の最後で昨日は必死に踊っていた彼のダンスの見せ場。この最高の瞬間が終わってしまう!と思ったまさにその時。彼のまさかのC&Rに、一瞬、膝が落ちました。

 

「SAY! ROCK THE WORLD!」

 

身体に電流が走るとはまさにこのこと。

こんなに涙が出そうな場面で、まさかこの言葉を出して来るなんて。ケガをしていようがなんだろうが、やっぱり櫻井さんは櫻井さんなんだと痛感し、そして思わず笑いと一緒に、はち切れんばかりの愛情が溢れました。

あの人、本当になんて愛しい男なんだろう。

会場の多くの人たちが、ほとんど彼の言葉に反応できていなかったと思います。現に、私の周りでも「ROCK THE WORLD!」と叫んでいたのはおそらく私1人。

他のみなさんは、なにやらポカンとした様子でした。(周りからは全然声が聴こえなかった・苦笑)

その空気をひしひしと感じつつ、サクに向かって、ちきしょー!ここでこれを出してくるとは!と思いながら、とにかく声の限りに叫んだROCK THE WORLD。

だってこの言葉。よっぽどの櫻井狂いぐらいしか、すぐに反応できないんじゃないかと思うんです。

バレーボールグッズの赤い手帳に、なぜかデカデカと書かれたROCK THE WORLDに衝撃を受け、Hip Pop boogieでまたその言葉が出てきて、そんなに好きか!と興奮した私にとっては、あまりにも衝撃的で、意味のありすぎる言葉。それをまさかこの場面でC&Rで出してくるなんて!

泣きそうになるし、だけど笑いは込み上げるし、ものすごく色んな感情が溢れて、喉が潰れてもいい!と思って叫びました。彼に私の声が届くことを信じて。

 

でもやっぱり、レスポンスが少ないことに気がついた彼は、途中から「SAY!嵐!」に変更。早速、反応した嵐ファンのみなさんが「嵐!」で、櫻井さんもさらに「嵐!」もう本当に、そんな櫻井さんが大大大好きです。

 

終わった後、しばし放心状態でした。

泣くのをずっと堪えていたのに、ROCK THE WORLDに全て持って行かれて、だから彼が大好きなんだよな、って改めて思ったりして。あの言葉に、櫻井さんがどれほどの気持ちを込めているのか。私はこの日初めて知った気がします。

死ぬほど揺さぶられました。あの言葉の意味を思い知ったソロ。そして最後の最後。終わった後に私達がケガ以外で気がついたこと。

「櫻井さんのアイライン、なんか濃くない?」その理由はMCで判明し納得。

 

 

【Flashback】【シリウス】

女性ダンサーとのダンスもなく、ひとり男前風にたたずむ櫻井さんちょっとおもしろかったですが…

シリウスの時、真っ暗な中で下を確認しながら上下するリフトに乗ろうとする櫻井さんが、やっぱり足を引きずってて…。最初の頃よりも明らかに足の引きずり方がひどくなってました。

でも右手はだらんとたらし、左手をポケットに入れてかっこつけている櫻井さんは、バラード時にいつもかっこつける櫻井さんと同じで、少しホッとしました。

 

 

Hallo Goodbye

犯罪的な雅紀のキュートさに、口が開くほど見惚れる。ハローグッバイなあの子を私に下さい。

 

 

We can make it!

登場した櫻井さんは、ずっとスタンドに向かってヘイ!と言いながら手を振り、私の席からは、ほとんど背中しか見えませんでした。きっと大丈夫になる頃、小さなトロッコに乗って彼は私のブロックの近くまでやってくると、ブロック後ろを向いてサクラップ。そして左手一本でダンス。

腰をそっと振るだけで途中で踊るのをやめた彼は、アリーナの向こうに向かって礼。そして振り向いて、私たちの方に向かって礼。

右手以外にいったい身体のどこが痛いんだろうとすごく心配だったけど、顔を上げるとやっぱり笑顔で手を振ってました。

メンバー全員がセンターステージに集合する場面。櫻井さんは、少し遅めにステージに乗ると、潤さまと笑顔を交わし、(多分他のメンバーとも。でも見えたのは潤さまだけだった)光の中で踊ってました。やっぱり左手一本で。もちろんサクラップも。

 

MC

メンバーが次々とジャケットを脱いで黒シャツになる中、櫻井さんは「イエー!」と言い、もたつきながらジャケットを脱ぎました。その時、他の4人全員が、櫻井さんを気にしていたのが分かりました。全員が櫻井さんの後姿を見てたんです。大丈夫かなという顔を出さないようにしながら。

でも、モタモタしながらも櫻井さんが1人で脱げることが分かると、次々に他のメンバーもイエー!と言いだして、会場も大盛り上がり。この時、5人の姿を見て泣きそうになりました。

きっと櫻井さんがあからさまな支えを必要としない人だから、4人もそれを分かった上で、どこを支えたらいいのかをちゃんと見極めているんだろうなと思ったんです。振り付けもフォーメーションも櫻井さんが動きやすいように変えていた彼らだけど、櫻井さんが1人で出来ることは、遠くから見守るだけで言われるまでは決して手を出さない。

ただの仲良しではなく、仕事をする同士として、お互いを認め合った人間同士として成り立っている嵐というグループ5人の関係性が、そこに凝縮されているような気がして泣けてきました。

 

それをもうひとつ感じたのは、ペットボトルの水を櫻井さんが飲もうとした時。右手が使えない彼は、もちろんペットボトルの蓋を片手で開けられるはずもなく、最初は自分ひとりでなんとかしようとしたものの、結局開けられなくて困って顔を上げたんです。その瞬間すかさず相葉さんが手を伸ばし、それに続いて他の3人も櫻井さんの元へ駆けつけてたんです。

すごいなあって、本当にその時に思いました。

メンバーの誰かが助けを求めたら、すぐに他の4人が手を差し伸べる。

何の気負いもなく、ごく自然に。当たり前のこととして。簡単に出来るようで、実はなかなか出来ないその気遣いを全員が出来るグループ。本当にいいグループだなと改めて思った瞬間です。

 

 

そして、MCの時に明らかになった櫻井さんの怪我の具合。

ジャケットを脱いだ櫻井さんは、シャツの右手部分だけ袖から取ってしまっていました。そこで見えたのは、手首の少し上から手のひらまでのギブスと、ギブスの上から肘にかけて見えた、いくつもの赤い擦り傷のような痕。特に肘の近くに擦り傷が集中してて、痛々しいほどでした。

ギブスをするぐらいのケガだから、確かに擦り傷だってあるんだろうけど、それに気がついてしまったら、もうなんか立っているのもしんどくて。やっぱり右手を動かすのは随分と痛いんだろうと思って、胸がぎゅっ締め付けられました。

でもそんなことをものともせず、明るい声でいつものように挨拶をする櫻井さん。本当にステージに立ってしまって大丈夫なのかなと思った時、潤さまが言ってくれたんです。

 

「もう気づいている人もいるかもしれませんが、櫻井さんがケガをしまして」

 

その時点で、初めて気がついた人もいるかもしれません。会場中で「えーっ」という声が響き渡りました。櫻井さんはオレですか?とかふざけながら、言っちゃっていいですか?と笑い、「人生初の骨折です」とケガの状況を教えてくれました。

会場中がええー!と悲愴な声を上げると「骨折人生満喫してんだから」と笑い、会場を笑わせようとしている彼が、ものすごく笑顔でまた胸が痛くなりました。相葉さんもオレも3回骨折して股関節骨折しただの言い出して、笑いを誘って、そんな中で二宮さんが、心配する人もいるからちゃんと説明した方がいいよって言ってくれて。

話によると、右手親指の骨折で全治2週間。足もケガをしたと聞いてやっぱりと思って。

潤さまはせっかく来てくれたのに踊れなくて申し訳ないと言ってくれたり、逆に櫻井さんはみんなを心配させないように「ほんと大丈夫だから」を何度も繰り返し、わざと笑いを誘うような口調で話す彼は、本当にプロだなと思いました。

手と足を痛めたと聞いた後に、「でも頭はいいんだよねー」という相葉さん。

「頭と顔はいいんだよねー」「そうなんだよねー」

笑いながらそう言い合う相葉さんと櫻井さんの2人に肩の力が抜けちゃって。こういった場を笑いに変える力ってすごいなと改めて思いました。見ているファンを心配させないようにという彼らの心遣い。

 

 

朝のリハーサル中に舞台から落ちたそうです。

二宮さんが言うには、ゴロゴロ転がって落ちた櫻井さんを見て、最初を頭と脇腹を打ったかなと思ったと。翔さん身体が柔らかいほうじゃないからと笑ってましたが、本当は心配だったと思う。最悪は4人でやらなくちゃいけないかもと思ったと言う潤さまの言葉にまた血の気が引いて。やっぱり5人って最高だな!と言ってました。

昨日も相櫻祭でウハウハでしたが、相葉さんが櫻井さんの立ち位置を覚えたらしく、ああ、だから相葉さんがあんなにも櫻井さんを見ていたのかと納得し、ちきしょー、相櫻が好きだー!とまた思って涙。

会場から声援が上がると、相葉さんが櫻井さんの隣に立ち背中を抱き合う。と思ったら「お前びっちょびちょじゃねーか!」と相葉さんの背中を叩く櫻井さん。「いつも以上に汗かいてるもんね」と笑顔で言う相葉さんに撃沈でした。

こんな風に相櫻祭を出されると、相櫻大好物の私としては泣くしかなくなるんだから。

 

その後、相葉さんと櫻井さんの仲睦まじい姿が明らかに。

いろいろと大変だと言う櫻井さんに対し、相葉さんがメイクの話をし出し、

「オレがやったもんね。目元もね」

アイメイクが濃いのは相葉さんのせい(納得)

その図を想像するだけで、泣けてくるのにニヤニヤしちゃって。ちきしょうかわいいなあ、なんてうっとりしていたら、食べたり着替えたり、簡単なことが出来ないと言いだした櫻井さんに対し、相葉さんが衝撃発言。

 

「オレが全部やってやるよ」

 

それはプロポーズですか?(噴血)

 

その時の相葉さんと笑顔と、困ったように笑う櫻井さんの表情が絶品でした。しかも櫻井さん、2週間ぐらい手が使えないんだぞって言い訳みたいに言い出して、それに対する相葉さんがまたまた「2週間オレがやってやるよ」と切り返し(涙)もう、いっそのこと結婚しちゃえ!(心の声)

 

その後、櫻井さんは「一緒に風呂入りたいだけだろ?」と言い、昨日も相葉さんが一緒に入りたがったと報告をしたら、そこで智さんが、「一緒に入って、何をするの?」潤さまがフォローしてましたが、困ったように固まる櫻井と、笑っている相葉さんが最高でした。

 

 

昨日はメンバーでご飯に行ったそうです。

いつも手羽先だから、割烹料理みたいなお店に行ったとのこと。二宮さんはずっとマジックやってるそうです。食事の途中に(笑)それから智さんのドラマの話になった時、潤さまがおもむろに、「魔王の髪が、バリバリです」と大喜びで触りだし、全員で確かめたところやっぱりバリバリらしい。ゲストで出して欲しいと言うメンバー。

サクがそこで「あれやりたい、勝訴です!ってやつ」とミーハー心丸出し。キャプテンは「いいっすよ」と言ってました。なんならギブスに勝訴って書くとか言ってたな。

 

今日の櫻井さんは手を振るときに、ギブスのある右手を振ると、ワイパーみたいになるって笑いを誘ってました。歩きながら、櫻井さんのシャツの右袖がないって話になって、今後どうするの?と。両方取ればいいんじゃない?って笑ってて、なんだか泣けてきたけど、嬉しかったなあ。笑いに変えてくれて。

 

その後、大宮SKのコーナーがあって、印象に残っているのは、「タカの髪型…川合俊一みたいだよ」

「…乳首リダイヤル!」だけです(苦笑)川合俊一に怒るタカがかわい過ぎました。

昨日はその後に、潤さまと櫻井さんと相葉さんが出てきてくれてたんだけど、この日は櫻井さんが出てこなくて、心配で何を話していたのか全然覚えていません。相葉さんがすごい可愛かった記憶はありますが、上の空だったので。

 

 

【サクラ咲ケ】【ファイトソング】

5人の姿が宙に浮いているのが見えて、涙。骨折にも関わらず、ちゃんと上につるされたんだなって思ったら涙。昨日だって全然動いてなかったけど、怪我してなくても怖いんだろうけど、天井からギブスでワイパーみたいに手を振る櫻井さんは男前でした。

足の下にたとえ1人だけ支えがついていようとも、高所恐怖症だろうとも、「人は人、自分は自分」と強ばった笑顔で言いながら微動だにしなくとも、彼はプロであり、ダントツの男前です。

「名古屋のみなさん、お手を拝借!」その声が元気だったのが救いです。

 

 

WISH

このときには、櫻井さんも必死に踊りに着いて行こうとしてたんだけど、やっぱり身体が追いつかないと言うか、身体をくねらせたり、右手の振り付けを左手でやったりしてて。足は動いてなかった気がします。

でもニノちゃんとはジャレてました。

 

 

a day in our life

櫻井さんがすっごい遠い外周を回ってたんですが、右手をだらんと下げたまま、それでもすごいラップに気合入ってたのが印象的でした。

時折、右手をワイパーみたいに動かすんだけど、そうするとスタンドの人たちが、いっせいにものすごい勢いで手とかペンライトとかウチワとか振るんです。「もっと嵐!」で精一杯叫んで、その後右手がまただらんとする。なんかすごかった。本当は身体だってキツかっただろうと思うのに。

 

 

【Gimmick Game】【Nacked】

どっちもエロかったことしか覚えてません…二宮さんの指を咥えるしぐさと、潤さまのおパンツと細腰以外に全然記憶にない。潤さまのおパンツは、ゴム部分が赤くその下はレオパードっぽい柄でした。どんなパンツ履いてんだ…

 

 

GREEN

私は、この曲の櫻井さんと相葉さんの衣装が大好きです。櫻井さんの中途半端な丈のパンツが大好きです。相葉さんのキラキラも大好きです。でもこの日は、櫻井さん以外見えませんでした。

歌うときには強い目力で、前をしっかり見て歌う櫻井さんだったけど、他のメンバーが歌うときに自分の周りが暗転になると、ちょっと足を引きずって歩く。足元を確認するようにゆっくりと。それが見えるとダメでした。

 

 

Once again

櫻井さんは昨日は右から2番目で、相葉さんが真ん中だった記憶があります。でもこの日は、櫻井さんはずっとセンターで、ほぼ踊らなかった。彼の周りを、他の4人が取り囲んで踊っているという感じに変更してました。この曲のダンス、ものすっごくかっこよくて大好きなんです。ターンすると、櫻井さんのパーカーの裾が翻って、相葉さんの旗が翻って、ものすごくステキだったのに、櫻井さんはこの日、一度も回らなかった。右手を上げる時も、この日は左手だった。それが彼の今の状態なんだと思いました。

でもラップはすごかった。魂の叫びがあるのなら、この日のこの曲の彼がそうだと思います。

櫻井さんだけでなく、他の4人も大変だったと思う。それでもそれを違和感なく見せることが出来るのは嵐だからだとそう思いました。本当にかっこよかったです。

 

 

theme of dream a live

この曲で、昨日は櫻井さんがメンバー紹介をしてくれていましたが、曲が終わると右手をだらんと下げて、はけて行きました。着替えに時間がかかるからなんだと思うけど、なんか切なくて。櫻井さんの代わりに、二宮さんがメンバー紹介をしてました。

櫻井さんが出てくるまで心配で心配でたまらなくて、それ以外のメンバー紹介のところはさっぱり覚えていませんが、櫻井さん登場の潤さまの紹介で、思わず涙。

 

「うちのラッパー、今日も元気です!SHO SAKURAI!」

 

昨日は確か、こんなこと言ってなかった。

その声に応えて出てきた櫻井さんは、赤いチェックの衣装を着て、超笑顔で右手のギブスをワイパーにしながら、hippopとラップ。その時ね、櫻井さんの後ろに他の4人が集まってきて、全員でワイパーと同じ方向に身体揺らして踊ってたんです。

この時の、櫻井さんの嬉しそうな顔が忘れられません。

私の記憶する限り、その前日はこの場面は櫻井さんは1人で踊ってました。でもこの日を境に、東京ドームでもここでは他の4人も全員が一緒に踊るようになった。櫻井さんのラップに合わせて、4人舞台の中央に集まって。東京ドームで初めて櫻井さん以外の4人を見たときに、また泣けました。

4人ともね、すっごく嬉しそうだったの。櫻井さんのリズムに合わせながら。ああ、嵐って本当にいいグループだな。と思った瞬間です。

 

 

Lucky Man

ものすごい怒号のようなC&Rでした。本当にすごかった。会場からのうねりみたいな声が頭の上から降ってくるような感じ。櫻井さんは右手を下げたまま、それでもものすごく力強いラップをしてました。

この衣装、元々がだらんとしたつくりの衣装だから、ただでさえ撫で肩の櫻井さんには、若干大きめに見えたりするんです。この日は特に、右手が垂れ下がっているだけに、右肩の下がり方がすごくて、後ろから見ると泣いてしまいそうなほど右手が落ちてました。

しかもこのあたりから身体が痛いのか、動きが格段に落ちて心配がMAX。

 

 

ハダシの未来

いちばん後ろにいる櫻井さんを見たいのに、目の前の通路にトロッコに乗った潤さま。潤さまがせっかく目の前にいてくれて、踊ってくれているのに、そっちを見ないなんてあっていいはずない!

後ろ髪引かれまくりながら、潤さまに合わせてハダシの未来を踊りました。潤さま男前過ぎた!櫻井が気になりすぎた!泣きながら踊ったさ!

キラキラな潤さまの笑顔が、あまりにステキ過ぎてさらに泣けた1曲でした。

 

 

【Oh!Yeah!】【言葉より大切なもの】

明らかに動きが減った櫻井さん。トロッコで移動するのが救いだったとも思うぐらい。たまにワイパーで笑いを誘ってても、やっぱりだらんとした右手は下がったままで、Oh!Yeah!で、左手が吹っ飛びそうなぐらい左右に振ったり、「もっと!もっと!」って手を振ると、身体のバランスが悪くなって、トロッコから落ちたりしないかとヒヤヒヤしてました。

ものすごく遠くの彼の背中だけ追いかけて、たまに叫ぶ「上の方!」の声に耳を傾けて、ペンライトの波の中で涙を堪えるのに必死でした。

 

 

YOUR SONG

メインステージに戻った5人。

小さく並んで、同じ方向に肩を揺らして、静かなピアノのメロディーに乗せて、会場と一緒に歌うその声に涙が出ました。櫻井さんの声は、やっぱり不安定で(苦笑)聴きながら「いつも通りだなあ」と思ったけど幸せでした。

櫻井さんが確かいちばん右側にいてね。骨折した右手をたらして、左手を振りながらものすごい優しい笑顔で歌ってたんです。相葉さんも潤さまも智さんも二宮さんもみんな笑顔。

 

櫻井さんと相葉さんが隣でした。全員が最後本当に真ん中に集まって、相葉さんが櫻井さんの腰を抱いたんです。そしたら櫻井さん。にっこり笑って相葉さんの腰に手を回して。2人で笑い合っているその姿が、本当にステキでした。

この2人が、めちゃくちゃ好きだなとまた改めて思いました。

「上の方、ありがとー!」左手を精一杯振りながら、去っていく櫻井さんがステキでした。

 

 

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嵐ライブレポ:アンコール

Do my best

1日目は相櫻がアホみたいにはしゃいでジャンプしてて、何だよ!そんなに好きかよ!と猛烈に萌えていたんですが、この日はもちろん櫻井さんが飛べるはずもなく、一番最後に出てきて、雅紀だけがジャンプしてる!と思ったら、なんと隣で智さんがジャンプ。

その後ろで笑っている櫻井さん。うひゃー!なんかいいな!

そして櫻井さん。ほぼ私の目の前辺りのムービングにて、「約束しよう」背中ごしにこっちを振り返るようにして小指を立てて。憎たらしいぐらい恥ずかしい顔してるのに、涙がぶわーっと溢れて、ちくしょう!悔しい!と思いながら、好きだー!と

 

 

五里霧中

ゴリラップがムカツクぐらい恥ずかしくて、愛情MAX(病気)なんなんだ!頭痛いぐらい好きだー!若干気持ち悪いのがさらにいい!

ただ、櫻井さんの動きは格段に鈍くなってました。その後ろでグルグル回る相葉さんが、たまにサクを見るから気になっちゃって。でもずっと笑顔だった。左手振って、たまに右手でワイパーして。

 

 

感謝カンゲキ雨嵐

最初、全然櫻井さんが見えなくて、何処に行ったんだろうってずっと探してたんです。そしたら、どでかいパレードのトロッコの下。相葉さんが乗ってたトロッコの下に、櫻井さんは立ってました。階段に登るのがしんどいのかな、と思ったらもう心配で心配で。

途中で上に行った記憶がありますが、ハラハラしすぎて記憶が曖昧。

右手のワイパーをすると、会場が沸くのが嬉しいのか、ゆっくりワイパーするんだけど、私は気が気じゃなくて、大丈夫かな?そればっかり考えてました。

 

 

そして、潤さまのメンバー紹介の後。いつもは潤さまが言う「俺らの名前は?」部分。

潤さまは隣の、いちばん右側に立った櫻井さんを肘でつつき、お前がやれよみたいな感じ。一瞬、え?っていう感じに驚いた櫻井さんは、その後すぐ笑顔になって、「聞いちゃおっかなー!確認しちゃおっかなー!」その時の嬉しそうな顔と言ったら。最高でした。隣で潤さまが微笑む中、

「おれ達の名前はなーんだ!せーのっ!」

「嵐―!!!」

潤さまの優しさに、またまた涙でした。

最後に櫻井さんと智さんがふざけてはけて終了。

 

 

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嵐ライブレポ:ダブルアンコール

櫻井さんのパツパツピンクスーツと、相葉さんの超絶男前な黄緑スーツが、同じものだとは到底思えませんが、櫻井さんのお尻は絶品です。腰巻が可愛いね。

しかも、そのスーツが私服だとか言いあっている皆さんの中で、「あれ、翔さん、一緒の腹巻してる」 2人だけ腹巻お揃いだ(死にそう)

 

One Love

ピンクのスーツがものすごくかっこよかったです。右手はシャツに隠れてほぼ見えなかった。

全員が右手の振り付けの中、櫻井さんだけ左手で踊ってるのが少し切なかったけど。最後にはけるとき、また智さんと櫻井さんが2人でふざけてはけて行きました。

 

 

 

挨拶

名古屋1日目は挨拶なんてなかったんです。それがこの日はひとりずつ挨拶。

 

潤さまがね、今度は5人がちゃんと動ける状態でって挨拶したんです。なんか泣けてきて。責任感じることなんて全然ないのに。翔さんのせいじゃないんでって言った時、櫻井さんがフフって笑ってね。そんなの分かってるよ、ってまた泣けてきました。潤さまステキだった。

 

二宮さんは、名古屋は何度も来てるけどみなさんの方が名古屋ドームは、ベテランかもって言ってました。笑いを誘うその話が、二宮さんだなあと思った。心配かけないようにという心遣いが出来る人だと思います。

 

相葉さんは5人でいるのが当たり前だと思ってたけど、一時は本当に4人になりそうになってと言ってました。で「やっぱり5人のありがたみを知ったよな、翔」「…はいっ!」
涙と一緒に恐ろしいまでの興奮が私の身体を走ったのはこの時が初めてです。

 

智さんはみなさんとエネルギーの交換が出来たので、それを大野家に持って帰って、家族に分けたいと思います。ウチの家族も元気になると思います。って言ってて、笑えて仕方なかった。

 

 

そして櫻井さん。

今日の出来事で、本当に出られないかなとお昼の時点では思ってたけど、グループでよかったと、メンバーの支えと助けでコンサートに出ることが出来て、みなさんのおかげで、最後まで出来て感謝しているって。

楽しみにしていたのに「華麗なダンス」が見られなくて、本当にそれに関しては本当に申し訳ないって。何度も何度も「華麗なダンス」を連発。しまいには潤さまに「若干笑いが起きてます」と言われ、「よいしょっと」かなんか言いながら、右手をカメラに映して微笑むあたり、さすがだなあと思いました。

二宮さんには「治ってもそれしといた方がいいよ」とか言われ、笑いを誘ってました。でも最後に、踊れなくて申し訳なかったと。来てくれてありがとうって。

「楽しかったです」そう言ってくれた言葉と、深々と頭を下げる姿に涙。嵐って本当にステキだと思いました。

 

そして頭を下げるメンバーに会場中からの「嵐!」コール。

 

 

ピカンチダブル

動かない身体で、ゆっくり歩いて、左手を大きく振って。たまに右手でワイパーをして。ものすごく優しい笑顔でした。身体は本当に限界だったと思います。それなのに、しっかしりた目線でラップ。

いつもの力強さよりも、優しい感じがしてまた泣けました。なんとなく泣くのを堪えているような感じがして。

 

「名古屋、どうもありがとう!」

 

そして最後の最後、また智さんと櫻井さんは、ふざけて退場。最高のコンサートでした。

 

 

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嵐ライブレポ:最後に

骨折をしたその日に3時間のコンサート。ダンスも歌もラップもある。しかも会場は広さのあるドーム。4人でコンサートをやることも考えたほどのケガをしたその日に、彼が3時間、ステージに立ち続けたことは、本当にすごいことだと今改めて思います。

人間だから体調だって気持ちだって毎日安定しているわけじゃない。絶不調の時だって当然誰にだってあります。どう考えても、あの日の櫻井さんよりも最悪な状態で舞台に立った人は少ないと思います。顔もおそらく痛み止めか何かでむくんでいたし、終盤になるにしたがって動きも遅くぎこちなくなってました。親指の骨だけじゃなく、きっと足も身体も落ちたときに打ったんだろうと簡単に想像できる。右手にたくさんの擦り傷を見た限りでは、それはほぼ間違いないと思います。

そんな最悪な状態の中で、彼の気迫も、絶対に最後まで乗り切るのだと言う決意も、自分に出来る精一杯で、全力でファンを楽しませようとする愛情も、動かない右手から、ぎこちなくしか動かない全身から、痛いほど伝わってきたんです。

この時の名古屋の櫻井さん、そして4人の周りのメンバーには、彼らのプロ意識の高さというものを、改めて見せてもらった気がしました。

 

名古屋ドームが終わったあと、次に私が参戦した東京ドームでも彼の目力は強かった。でも名古屋でのあの鬼気迫るような強さはあの時だけでした。

きっと彼は、会場に来てくれたファンのために、それだけのために、動かない身体でも、絶対に最後までメンバーと舞台に立っているのだとそう心に決めて、あの場所で私達に笑顔を見せてくれていたのだと思います。

動けなくたって、踊れなくたって、それでも彼は私達を楽しませてくれた。自分に出来る全てを出し切って。

 

そしてあの日の彼の強すぎる目の力は、東京ドームでは穏やかなものに変わっていました。

すっごく、ものすっごく東京では優しい顔をしていたんです。

私がコンサートで見た今までの櫻井さんは、力いっぱい手を振っているけど、ふとした時に、目線が強くなる瞬間があって、それがきっと彼の素なんだろうけど、なんか少しお客さんとの距離を感じていると言うか、そんな感じを受けるときがあったりしたんです。

でも東京ドームでの彼は終始笑顔で、優しい微笑みを湛えたままずっと手を振り続けてました。1人1人に手を振るように。「翔」のウチワにも微笑みかけてくれるほど。名古屋でのコンサートの後。彼の中の何かが、変わったのかもしれない。

 

 

東京ドームでのオープニング前。実は私、怖くて怖くて仕方がありませんでした。

名古屋ではオープニングの瞬間に彼の異変に気づいてしまったため、それから終わるまで、ずっと生きた心地がしなかったコンサート。だから始まってしまうのが怖かった。また同じ光景を見たらどうしようとそればかり考えてしまって。

でも東京ドームで彼が名古屋初日と同じように踊りだした時、私はその場に崩れ落ちました。

踊ってる。櫻井さんが踊ってるって。

あの瞬間、名古屋で彼を見た時よりも泣けました。嬉しくて、ほっとして、安心して。普通に動けると言うことが、どれだけすごい事なのか。そして名古屋での彼の状態が、どれほど酷かったのか。改めて名古屋ドームの舞台に立ち続けてくれた彼に感謝しながらまた泣きました。

 

 

そして、東京ドームでもうひとつ感じたこと。

名古屋でもメンバーの優しさを何度も感じましたが、でもあの時は、やっぱり櫻井さんしか見えなくて、他は何も目に入ってこなかった。

だけど東京ドームで踊る彼を見て、少しホッとした私の目に飛び込んできたのは、相葉さんの櫻井さんに対する優しさでした。

東京ドームMCの最中。

特にアイコンタクトをしているわけでもないのに、櫻井さんが顔を上げた瞬間、何も言わずにすっと櫻井さんの隣に行って、ペットボトルを渡す相葉さん。

話をしている最中、そっと櫻井さんの右手側から左手側に位置を変える相葉さん。

すれ違う瞬間、必ずマイクを右手に持ち替えて左手で櫻井さんとハイタッチをする相葉さん。

最後に全員が手を繋ぐ時、右手側にいた相葉さんと手を繋げなくて迷った櫻井さんに、

そっと自分から小指を差し出した相葉さん。

その度に、櫻井さんが幸せそうに笑うのを見て、なんていい二人なんだろうと何度も思いました。きっと、他のメンバーも同じような気遣いをしていたと思います。でも、私は櫻井さんと相葉さんが一緒にいるのが大好きだから、余計にその姿が目に入ったんだと思います。

何度も胸を締め付けられながら。相櫻って本当にいいなと泣きそうになりながら。ああ、相葉さんって優しいんだなあと心から思ったんです。特に気を遣っている風もなく、ごく自然に。なかなか出来ないよね。あういうのって。だからでしょうか。いつもより櫻井さんは相葉さんばっかり見てた気がしました。当然、相葉さんも櫻井さんばっかり見てました。見ている私が幸せでした(涙)

 

 

嵐さんのコンサートに行って、いつも感じることは、5人が5人とも、いちばんにファンのことを考えてくれていることが痛いほど伝わってくることです。今回は特に、それを強く感じました。そして嵐が好きだと痛烈に思いました。

私の個人的な意見ですが、嵐さんの他にそんなことを感じるグループは日本にはいません。あの日、あの場所に居合わせたことは運命だったと思っています。あの櫻井さんを、あの嵐の5人を見ることが出来たからこそ、より強く、嵐を好きだと胸を張って言えるようになったのだから。

今でも思い出すと苦しいコンサートですが、本当にあの日の5人を見ることが出来てよかったと思っています。

 

 

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。苦しいことを思い出すのは辛い作業ですし、それを言葉に残せばより鮮明になるのが記憶です。書きながら思い出して泣いてましたからね。

途中で落ち込まないように、無理してテンションを上げたりもしましたし。実は今でもMove your bodyはトラウマで、聴くのも見るのも辛いぐらいなので…それでもあの日の櫻井さんを何とか記録に残したくて書きました。

惚れた男が全力で見せてくれたステージを、私が書かなくてどうするって気合だけで。

櫻井翔という男は、本当に心底男前です。

これからも、ずっと応援し続けて行きたいと思います。

 

 

10年目の国立&東京ドーム。

名古屋がラストなのは、この日に潤さまがくれた言葉の通りなのだと思います。

「今度は5人ちゃんと動ける状態で」

その5人の姿を、名古屋で見届けたい。

そしてあの日よりももっと輝いている5人に会いたい。

そう祈りを込めて、申し込みに挑みたいと思います。

 

嵐10年目の歴史的なこの瞬間に、生きている幸せに感謝して。

ありがとう、嵐!

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