夏のライブシーズン、服装選びはライブファンにとっては重要なポイントです。
暑さ対策と会場の雰囲気、そしてファッションセンスを両立させるのは、初心者にとっては悩ましい課題かもしれません。でも心配はいりません。この「夏のライブ服装マスター講座」では、初心者からベテランまで使える完全ガイドをお届けします。
この記事では、今回は、10代の頃から30年以上、今まで500回以上のライブに参戦した「ライブオタク」の私が、今までのライブ参戦経験を元に、夏のライブでの服装選びや抑えておくポイントについてご紹介します。
初心者の方もベテランの方も、この完全ガイドを参考にして、夏のライブの服装を万全にして、思いっきり楽しんでください!
夏のライブ服装の基本原則
夏のライブを快適に楽しむためには、適切な服装選びが重要です。以下の基本原則を押さえておきましょう。
暑さ対策を万全に!冷房が効かないこともある
夏のライブび服装。
選び方についていちばん大切なのは「暑さ対策!」
ライブハウスはもちろん、ドームやアリーナと屋内の会場も、思った以上に暑くなるのが夏のライブの醍醐味であり、悩ましいところです。
屋内は冷房が効いているだろうと思うかもしれませんが、広い会場ではもちろん、ライブハウスでも、冷気が行き渡らないこともしばしば。
狭い会場(特にライブハウス)は人がたくさんいて密集しているだけでなく、機材やライトのせいで暑くなることも多いので、暑さ対策は万全に!が基本です。
汗や熱中症対策も忘れずに
暑いとなると気になるのは、汗や臭いですよね。夏のライブにタオルは必須アイテムです。
夏のライブこそ、速乾性や消臭効果の高い服を意識するのが大切ですし、体内に熱をこもらせないように、通気性も必要になってきます。
また、ライブ会場は窓がないことがほとんどなので、暑くて、風もない、となると、熱中症対策も必要です。
必ず水分を持って、会場の中に入るのを忘れずに(持ち込み禁止なら、会場で買うこと!)
夏のドームライブや屋内での服装の選び方
ドームなど屋内の夏ライブ。一体どんな服装で行ったらいいのでしょうか?
夏のドームでは普段着に近くて動きやすい服装で
ライブハウスや夏フェスなどのライブよりも、より普段着に近い服装でもOKなのが、夏のドームライブです。
ドームの場合、スタンドでもアリーナでもどちらでも、座席がある、というのが他の会場とは大きく違うところです。
そこまで座席が広いわけではありませんが、一人分の場所は確保されているため、荷物を置くところがあるのが特徴です。
なので、ある程度の荷物があっても大丈夫なのが、ドームでの夏のライブ。
とは言え、ドームは広く、たくさん歩く&階段が多いのが他の会場とは違うところ。
スタンドや天井席は、かなりの階段を昇り降りする可能性があり、帰りも多くの人と密集して買えることになります。
そのため、夏のドームの場合「普段着に近くてOKだけど、動きやすい服装」がポイントになります。
また、会場が広く、アリーナとスタンドの天井席では、気温がかなり違う可能性もあるので、座席によっては寒く感じる場所もあります。なので、脱ぎ着のできる服装を意識するとよいでしょう。
夏のドームライブ、服装の注意ポイントとおすすめアイテム
では、夏のドームライブでの注意ポイントは何なのでしょうか?
注意ポイントやアイテム選びについてまとめてみました。
・動きやすい服装(スタンドからの階段の昇り降りがある)
・脱ぎ着のできる服装(荷物を置く場所がある)
・はおりものが1枚あるといい(温度調節が必要な場合あり)
・靴はスニーカー、歩きやすい靴(帰りの混雑で危険な場合があるため)
・アーティストのTシャツ、パーカー(グッズでアピール)
・アーティストTシャツの下に、クール機能のインナー
・アーティストTシャツの下に、消臭効果のあるインナー
・速乾性に優れ、通気性のあるトップス
・涼しいワンピースやワイドパンツ・短パン
・普段着に近い服装でもOK!ただし、なるべく動きやすい服装がおすすめ
夏のライブ、女性はスカートやワンピースもOKなの?
女性の場合は、特に夏のライブの服装は迷うかもしれません。
できれば涼しい格好がいいけど、と悩む人も多いのではないでしょうか。
女性の場合は、涼しいワンピースなどを着たい!という場合もあると思いますが、それも場所によって変わります。
ドームやアリーナの座席のある席の場合は、ワンピースでも大丈夫ですが、
ライブハウスや狭い場所では、ワンピースはちょっとおすすめできないのが正直なところ。
ライブハウスでは、人との密着度が高く、露出が高い服装もNGですし、ワンピースはめくれたり、人にひっかかってしまう可能性があるため、危険な場合もあるからです。
ドームの場合は、スカートやワンピースもOK
夏の女性のライブの服装、ドームやアリーナなど、屋内のライブの場合は、キレイめファッションやワンピースもOKです。
普段着に近い動きやすい服装なら、なんでも大丈夫ですが、その他の注意ポイントやアイテム選びはこちら。
【夏の女性のライブ服装選び・ドームやアリーナの場合】
・動きやすい服装(スタンドからの階段の昇り降りがある)
・ワンピースやスカートもOK!ただし、長すぎる場合は階段昇り降りに注意
・ノースリーブもOK!ただし、はおりものは必ず持って行くこと
・キレイめの服装、タイトスカートなどもあり
・ヒールは劇場以外は避けた方が無難(帰りが混んで危険な可能性も)
・サンダルもOK!ただし、ヒールは避ける
・キレイめのスタイルに、スニーカーで外すのがおすすめ
・アーティストTシャツの下に、スカートもOK!
・アーティストTシャツの下に、明るいキレイめカラーのボトムスも華やか
・座席があるので、人との距離がありアクセサリーもOK!
・クール機能や速乾性に優れたインナーがおすすめ
・普段着に近い感覚で選べばOK!ただし、なるべく動きやすい服装で
ライブハウスの場合は女性はスカートや露出に注意!
夏の女性のライブの服装、ライブハウスの場合は特に注意が必要です。
密集した場所、たくさんの人、動きが多い、ということがを考えると
露出の多い服装や、ミニスカート・ロングスカートはおすすめできません。
露出の多い服装では、周りと接触する可能性がありますし、ミニスカートも足が人にあたってしまう可能性も…
ロングスカートは周りの人に巻き込まれて、引っ張られたり、下手すると転んでしまう可能性もあるので注意が必要です。
夏のライブハウスのでの服装注意点
夏のライブハウスはとにかく暑い!下記を注意するとより楽しめます。
【夏の女性のライブ服装選び・ライブハウスの場合】
・動きやすい服装
・アーティストTシャツがおすすめ
・はおりものを持つなら、腰に巻けるものを選ぶ
・ボトムスは動きやすいパンツがおすすめ
・タイトなジーンズは暑くなる可能性あり
・スニーカー必須
・ヒールは相手の足を踏む・転ぶ可能性があるので避けること
・露出の多い服装は避け、手や足が隠れるものを選ぶ(密着注意)
・アーティストTシャツの下に、クール機能や速乾性に優れたインナーがおすすめ
・人と密着する空間なので、揺れるアクセサリーはつけない方が無難
・アクセサリーをつけるなら、揺れない・落ちないものがおすすめ
・荷物は出来るだけ軽く。斜めかけバッグがおすすめ
・リュックは預けられるならOK!預けられないなら持って行かないのが無難
夏の女性のライブ服装は、会場によって選び方が異なります。
座席があるかないか、人と密集した場所かどうか、荷物が置けるかどうか、で選ぶ基準が変わってきますので、自分が行く会場がどんな状態か、事前に調べてから服装を選ぶのをおすすめします!
メンズが選ぶ夏のライブ服は何?TシャツでOK?
ライブの服装、夏のメンズも服装には悩みますよね。
男性は特に、ライブでは暑さ対策が必須になってくると思います。
ライブハウスでは、人との密着度が高く動きも派手なため、汗や臭いも気になるところ。
会場によって選ぶ服装も変わってくるので、注意が必定です。
ドームや屋外では普段着に近い服装でOK
夏の男性のライブの服装、ドームやアリーナなど、屋内のライブの場合は、普段着に近い動きやすい服装なら、なんでも大丈夫ですが、その他の注意ポイントやアイテム選びはこちら。
【夏の男性のライブ服装選び・ドームやアリーナの場合】
・動きやすい服装(スタンドからの階段の昇り降りがある)
・キレイめの服装、パンツなどもあり
・靴は歩きやすいものがおすすめ。革靴よりもスニーカー
・サンダルもOK!ビーチサンダルは転ぶと危ないので避けた方が無難
・アーティストTシャツの下に、クール機能や速乾性に優れたインナーがおすすめ
・アーティストTシャツの下に、明るいキレイめカラーのボトムスも華やか
・短パンも涼しくておすすめ
・座席があるので、人との距離がありアクセサリーもOK!
・普段着に近い感覚で選べばOK!ただし、なるべく動きやすい服装で
ライブハウスの服装で、メンズが注意するポイントは?
夏の男性のライブの服装、ライブハウスの場合は、ちょっと注意が必要です。
密集した場所、たくさんの人、動きが多い、ということがを考えると
露出の多い服装は出来るだけ避けましょう。
露出の多い服装では、周りと接触する可能性がありますし、汗や臭いがより気になる可能性も…
メンズの服装選び:ライブハウスでは何を着る?
夏のメンズの服装選び。
つまりは何を着ればいいのか、ポイントをまとめてみました。
【夏の男性のライブ服装選び・ライブハウスの場合】
・動きやすい服装
・アーティストTシャツがおすすめ
・はおりものを持つなら、腰に巻けるものを選ぶ
・ボトムスは動きやすいパンツがおすすめ
・タイトなジーンズは暑くなる可能性あり
・スニーカー必須
・露出の多い服装は避け、手や足が隠れるものを選ぶ(密着注意)
・アーティストTシャツの下に、クール機能や速乾性に優れたインナーがおすすめ
・人と密着する空間なので、揺れるアクセサリーはつけない方が無難
・アクセサリーをつけるなら、揺れない・落ちないものがおすすめ
・荷物は出来るだけ軽く。斜めかけバッグがおすすめ
・リュックは預けられるならOK!預けられないなら持って行かないのが無難
夏のライブ服装は、会場によって選び方が異なります。
座席があるかないか、人と密集した場所かどうか、荷物が置けるかどうか、で選ぶ基準が変わってきますので、自分が行く会場がどんな状態か、事前に調べてから服装を選ぶのをおすすめします!
夏のジャニーズライブの服装、はおしゃれと暑さのバランス
夏の女性のライブの服装、ジャニーズなどのアイドルのライブの場合は、服装選びに特にこだわりたくなりますよね。
しかし、アイドルのライブでおしゃれをしたいけど、暑さが気になる…という方も多いのではないでしょうか?
数々の推しのライブに参戦してきた私が、夏のライブの服装の注意点をお伝えします。
夏のジャニーズライブ服装、推しカラーもあり!おしゃれな自分らしさを
夏の女性のライブの服装、ジャニーズのライブの場合、ドームやアリーナなど、屋内のライブの場合は、キレイめファッションやワンピースもOKです。
もちろん、推しカラーで攻めるのも、勝負服で攻めるのもあり!
推しのカラーを着たい!という場合、ボトムスに推しの色を持ってくる人もいますが、それだと残念ながら、推しからは見えない可能性もあります!
最前列やスタンドなら、推しから見える可能性はありますが、アリーナに埋もれると、上半身しか周りからは見えないこともあるからです…
事前に場所が分かっている以外は、できれば推しカラーを使うなら、トップスあるいは髪型に推しカラーを持ってくるように工夫しましょう。
推しカラーが目立つ色で、ちょっと勇気がいる…という場合は、はおりものを推しカラーにして、肩にかけたり、巻いたりする工夫もありです。
ジャニーズライブでの服装選び、ドームアリーナの場合
「おしゃれだけど、動きやすい服装」がポイントです。その他の注意ポイントやアイテム選びはこちら。
【夏の女性のライブ服装選び・ジャニーズのドームやアリーナの場合】
・ワンピースやスカートもOK!ただし、長すぎる場合は階段昇り降りに注意
・ノースリーブもOK!ただし、はおりものは必ず持って行くこと
・はおりもので、推しカラーを使うのもあり
・キレイめの服装、タイトスカートなどもOK
・ヒールは劇場以外は避けた方が無難(帰りが混んで危険な可能性も)
・サンダルもOK!ただし、ヒールは避ける
・キレイめのスタイルに、スニーカーで外すのがおすすめ
・推しカラーを着るなら、トップスに持ってくる
・推しカラーのボトムスは、推しから見えない可能性大!
・ツアーTシャツの下に、推しカラーのボトムスを着るのもおすすめ
・推しカラーのヘアアイテムを使用するのもおすすめ
・座席があるので、人との距離がありアクセサリーもOK!
・クール機能や速乾性に優れたインナーがおすすめ
推しのCDのジャケット写真と同じ格好をすると、推しが気づいてくれることもあるよ
推しカラーを使うもよし、推しの格好を真似るもよし。
アイドルのライブは、自分が楽しむこと&推しを喜ばせること&周りと一緒に楽しむこと、を意識すれば、どんな服装を着ても楽しめますよ。
夏のサンダル、ヒールは注意が必要
夏のライブは暑さ対策で、サンダルで行きたい!という場合もあるかも知れませんが、ライブ会場は人が多いだけでなく、帰りは混雑することが多いのが特徴。
ライブでサンダルを履くなら、しっかりと固定してあるものを選びましょう。
また背が低くて、アリーナでは埋もれてしまうからヒールの靴を、と考えることもあると思いますが、ドームやアリーナは階段も多いので、細いヒールは危険なので避けた方が無難です。
ヒールを履くなら「厚底靴」で危なくないものを選びましょう。
夏のライブの服装、ポイントまとめ
ライブの夏服装について、ライブ参戦歴30年の私が、今までの経験を元に選び方についてお伝えしました。
夏のライブは特に、暑さとの戦いです。
その中でいかに楽しく、快適に過ごせるか、が夏のライブの服装選びのポイント。
ライブを楽しむ時間は、服装選びから始まっています。
是非、自分らしいファッションで、ライブを思いっきり楽しんでくださいね!